日別アーカイブ: 2014年3月4日

伝説の男

先日のブログに書いた・・・雪山を歩いて早稲田に向かったやないくん。
やないくん

その後、早稲田大学社会科学部にも合格!!
無事に進学の運びとなりました。

おめでとーーーーー!!
決して「進学校」ではない高校から

努力に努力をかさね
壁を乗り越え
栄冠を勝ち取った彼。

受験を振り返っての興奮冷めやらぬ
彼の直筆メッセージです↓↓↓
手紙
って。
画像だと見えませんよね。。。
ということで全文お届けします!!(数江)

「僕にとって大学受験は二度と忘れることのできない大切な”思い出”であり、”事件”にもなりました。

高3の冬、受験に失敗した僕は、
宅浪するか予備校へ通うかで迷っていた中、甲斐大学予備校を発見し興味を持った。

調べてみると、たくさんの合格者の声からアットホームな雰囲気を感じ、ここでなら努力して第一志望に合格できるかもしれない!と思った。

そして、すぐに電話して面談などの日程が決まり甲斐ヨビでの志望校への闘いが始まった。

数江先生、伊藤先生、深沢先生、萩原先生や他の素晴らしい先生方が落ち込んだ時にはすごく励ましてくれたりして、何度も勇気づけられ、最後の最後まで諦めることなくやりきることができた。

成績も努力に比例して、順調に確実に伸びた。

そして迎えたセンター試験。
この一年間甲斐ヨビでやってきたことを落ち着いてそのまま発揮すれば大丈夫。と信じて、いい意味で気楽に受験できた。

結果は、現役時には平均点にすら届かなかった日本史が満点!

これは2月に始まる第一志望の早稲田大学への自信にもつながったし、何より素直に嬉しかった。
他の英語や国語も一年前より格段と得点を上げることができ、僕にとってセンター試験は`成功`だった。

そして、私大の一般入試に向けて直前講習会が始まり、死にものぐるいで最後の詰めをやり
後は実力を出し切るだけだった。

むかえた2月14日。
第二志望だった中央大学の入試を受けた。何事もなく手応えを感じて試験を終え、山梨に帰るために電車に乗った。

最悪なことにこの日は観測史上最高の大雪が降っていた。
僕が乗っていた電車はその影響で初狩駅までしか動いてくれなかった。
そして、そのまま電車は動かず電車の中で1泊、2泊。。。そして、初狩から大月までの1駅間だけは除雪が終わり大月にむかった。

の時、一番困ったのがお金だった。中央大学まで行くための往復の電車賃と昼ご飯のお金程度しか持ち合わせていなかったので、既に初狩で2泊も過ごしていた僕の所持金はほとんど0円に近くなっていた。

もうダメだ・・・と思っていた中、父親に電話をかけてみたら、大月駅の近くに甲斐ゼミナール大月教室があるらしく、そこの講師である池川先生が僕の状況を理解してくれてお金を貸してくれるという話になったらしい。

そして校舎へ向かった。
全く面識のなかった僕を池川先生は優しく迎え入れてくれてお金を貸してくれた。
もう、ありがたすぎて本当に泣きそうだった。

おかげでお金の心配はいらなくなったが電車はまだ動こうとはせず、その日は大月駅の電車に泊まった。

そして、2月17日。
明日が早稲田大学の受験という日になっても電車は動く気配が全くない。

完全に諦めかけていたところ・・・駅員さんが・・・
「四方津から高尾までは電車が動きました」と言っているのを聞いた。

大月から四方津は20Kmほどあり山道だと聞いたが何の迷いもなかった。

「早稲田を受験できるっ!」

そう思い、すぐに大月駅を出発し甲州街道を徒歩で約5時間無我夢中で歩き続けた。
寒いし、道は雪で滑るし本当に大変だったけれどなんとか四方津駅に到着。
四方津の字を見た瞬間はガッツポーズが出た。

そこから東京へと向かい、ホテルで仮眠をとることができた。
翌朝は、前日歩いた筋肉痛もあり体調はこれ以上ないほど最悪だったけど
どうにか早稲田大学へと到着し、試験を受けた。

必死で問題と向き合ったが・・・やはり・・・全力を出し切れた感じはなく、正直手応えを感じられないまま終わってしまった。

その日も下り電車は動かず東京で1泊して翌日の2月19日にやっと帰宅することができた。
僕は他の学部も志望していたので、2日間家で勉強し、再び早稲田大学へと向かった。

無事に入試を終え、そこで僕の大学受験が終わった。

そして家で合格発表を待っていて
迎えた2月27日。

早稲田大学の合格発表。
苦労して雪道を歩いてでも向かった

あの日に受けた学部の発表日でした。
恐る恐る掲示板の番号を見てみると。。。

「あれ!ある。自分の番号がある!!!」

もう嬉しすぎて、すぐに、ずっと僕のことを気にかけてくれていた数江先生に電話をかけて
「合格してました!」と伝えたら
「本当におめでとう!」と泣いて喜んでくれました。

他の先生方も喜んでくれたみたいでその時は甲斐ヨビの温かさを改めて実感しました。

続いて、3月1日。
他の学部の発表があり、掲示板を確認するとその学部も合格していました。
そして、その日をもって本当の意味での大学受験が終わりました。

本当に、甲斐ヨビの先生方には
感謝でいっぱいです。
こんな僕が早稲田大学に合格できたのは本当に甲斐ヨビがあってこそだと思います。

一人一人に対するケアを一生懸命にしてくれて
授業でも分からないところがあったら、いつでも個人的に質問できて丁寧に教えてくれる
まさにアットホームな予備校でした。本当に長い間ありがとうございました。」

山梨の予備校は甲斐ヨビ http://www.kaiyobi.jp/