日別アーカイブ: 2016年10月7日

全国大会まで、あと98日!    10/7

深沢です!

ブログは、ご無沙汰しております。

唐突ですが、、、

私、小3から小6まで合唱部に入っておりました。

なぜかその小学校では、クラブ活動の他に

8?9割の生徒が合唱部にも入る、というならわしで、

私も何の疑問も持たず、毎日のお昼休みの練習に

参加しておりました。

 

4年生になるとき、合唱部の顧問の先生が

産休に入るということで、新しく男の先生が

入ってきました。

外国のオペラ歌手のように、大柄で、スーツ姿で

姿勢がよく、いかにも声量のありそうな先生でした。

その先生は、音大の声楽卒で、そのときから

急に鬼のような練習へと変わっていきました。

 

毎朝、7:30から練習。

まず、腹筋運動をし、その後、発声練習。

その後、各パートに分かれ、練習。

お昼休み、合わせての練習。

そこで、誰かが、ミスをすると、本気で怒って

「あーーー、もおうっっっーーー!!」と指揮棒を

床に投げつける。

(もう熊が吠えているようにしか見えない・・・。)

そして、「今日はもう終わり!」と吐き捨て、

ドシンドシンと怒りながら、どこかに歩いていく。

残された私たちは、お互いに顔を見合わせ、

「私が悪かったのかな。」「いや、〇〇ちゃんだよ。」とか

言いながら、うつむき加減でトボトボ散っていく。

 

そして、夏休み。

お盆以外は、毎日午前中は練習。

10時頃になると、朝ごはんを食べて来ていない生徒たちが

バタバタと倒れだす。

「だから、朝ごはんを食べてこいって言ってるだろ!」と

残った私たもまた怒られる。

今、振り返ると、合宿もありましたね。

 

スポーツ少年団の合唱バージョンってところでしょうか。

 

そんなこんなで、2年が経ち、私たちが6年生の時、

NHK全国合唱コンクールに出場しました。

課題曲、1曲。自由曲、1曲。

審査員は、合計、2曲を聴いて、判定する。

 

先生が選んだ自由曲は、

ラテン語で始まる、キリスト誕生を祝う曲。

意味も分からないラテン語の部分にカタカナをふって、

必死で覚える。

パートは、通常は、ソプラノ・メゾ・アルトの3つのところ、

声変わりした男子が数人いたので、バスを追加し、

さらに、ソプラノとアルトのソロを追加。

一度に歌いだすのではなく、それぞれのパートが独立し、歌いだしもバラバラ。

下手をすると、あっちこっちでワーワー言ってるだけの訳の分からん曲になる。

今までの曲の中で一番難しい曲でした。

 

結果はというと・・・

まずは、静岡の東部予選通過。(深沢は沼津出身です☆)

静岡県大会優勝。

東海北陸ブロック優勝。

そして、全国大会へ。

ソプラノのソロの女の子が、本当に天使のような美声で、

バスの男の子たちも、大人顔負けのおっさん声で、

それはそれは、この難解な曲を

みんなで見事に歌い上げたわけです。

全国大会の審査の様子は、みんなで

小学校のテレビで観ました。

審査員の顔を見て、先生が一言。

「あ、俺の大学の恩師だ。もしかすると優勝するかもしれないぞ。」

みんな、期待して、ドキドキしながら画面に釘付けでした。

 

でも、結果は銅。

先生の恩師によると、

「よく小学生がこの難しい曲をここまで歌えたな、とは思います。

ただね、小学生らしくない。」

 

ええ、そうですよ、だって、小学生の部ですもんね。

あんなに怖かった熊が、肩を落として落ち込んでる。

 

恩師は、テレビを通して、

熊に、また次の課題を出した。

師弟愛ですね。

 

私たちは、というと、確かに、

一瞬、期待はしたけれど、

でも、まさか、自分たちが、

全国大会にまで行けるなんて思いもしていなかった。

むしろ「いっぱい歌ったね。頑張ったよね。」って

清々しい気持ちでした。

卒業間近になって、「ねぇねぇ、あの曲、また歌おうよ。」って

小6の仲良しメンバーがこっそり

ピアノの前に集まって、みんな笑顔で歌いました。

 

熊なんて、呼んでるけど、佐藤先生には感謝しています。

全国大会まで行くには

どれだけ練習しなければならなかったのか、

そして、そのレベルまで到達した者同士で

歌い合わせるのがどれだけ楽しいかを教えてくれました。

 

センター試験まで、あと98日。

一緒に、そのレベルまで精進していきましょう!!

(深沢)

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