書くかどうかをずっと迷っていたのですが、
意を決して書き起こしてみようと思います。
表現上、語弊があったり不愉快に思われる方がいらしたりしたら
申し訳ありません。
そのままを書いてみたいと思います。
卒業生から昨日電話がありました。
今、自分の向いている方向が合っているのかどうかを
先生に相談したい。と。
大学生になってもうすぐ1年、
単位は1つも落とさず取れている。
オンラインの授業だから
逆に欠席することなく出られている。
友達もできた。
でも、やっぱり自分のことをうまく理解してもらうのは難しい。
分かってもらうことは無理だと思っていたけど、
でもやっぱり分かってほしい。
そして、自分の夢に向かって進んではいるけど
本当に間違えていないかどうか教えてほしい。
・・・と、そんな内容でした。
彼は発達障害を抱えています。
得意・不得意の特性の差が非常に大きく、
出来ること・出来ないことがさまざまです。
IQは非常に高く、その脳内スピードに
体がついていかずにすごく疲れやすい性質もあります。
難しいのが、
その障害があることが他人に見えない、
分かりにくい、理解されないということです。
予備校に通っている間も
何度となく・・・
彼と衝突もしました。
話し合いも繰り返しました。
少しでも彼の症状を理解しようと勉強しました。
でも、分からないことだらけで彼の夢を叶えてあげたい一心で、
出来ないことなのに強く叱ってしまったこともあります。
彼は努力して努力して、
人一倍の努力を重ねて
念願の第一志望の大学に合格して進学しました。
2人で大泣きして合格を喜んだ日のことは
今も鮮明に覚えています。
彼が大学に進学してからも心配でした。
本当に続けられるのだろうか、
きちんと単位を取っていけるのだろうか。
まぁ、それは彼に限ったことではなく(笑)
卒業生のコたちみんなのことを心配しているわけですが。
学校行ってるか、ゴハンはちゃんと食べてるか、
変な勧誘に引っかかってないか、
1人暮らしで困ってないか、
彼氏・彼女はできたのか・・・(笑)
あ。
話が脱線しました。
正直、私たちは・・・というか私は・・・
ただの予備校の職員なので
広い世界に羽ばたいた
卒業生のコたちの大学での専門分野の勉強のことは分かりません。
研究のことや、その後の就職のことも
一般的な普通の大人の知識しかありません。
それでも、こうして思い出して頼ってきてくれること
本当に本当に嬉しく思います。
全部を理解してあげることはできないけど、
分かってあげようと寄り添ってあげることはできます。
1人ひとり、抱えている問題や状況は違うからこそ
現役甲斐ヨビっこでも、OBOG甲斐ヨビっこでも
話を聞いてそばで一緒に考えてあげることはできます。
コロナ禍で卒業生の訪問はずっとお断りしている現状です。
でも、もし何かつらいことがあったり話したいことがあったら
遠慮なく連絡をくださいね。
解決はしてあげられないけど、
笑って明日を迎える手助けは少しならできるかも。
・・・と。
卒業生には優しくできるのに、
なぜ甲斐ヨビっこたちには
あんなに圧をかけてしまうのかしら(笑)
さーさ、冬期講習も3日終了しました。
しっかり復習して、明日も元気にがんばりましょ!!!
(数江)