志望校が母校に


執念。
強く強く願えば必ず叶う。
そんなことを教えられた日になりました。

あの大雪の日。2/14。
中央大学を受験し帰路についたYくん。
降り始めた雪彼の乗った電車を大月駅までしか運んでくれませんでした。

あの日はたくさんの方々が電車や車に閉じ込められて大変な思いをされたことと思います。
彼もその中にいました。

1泊。

2泊。

3泊。

身動きがとれないまま時間だけが過ぎてゆく。。。
地元の方々がおむすびや豚汁を炊き出ししてくださって本当にありがたかった、と言っていました。

しかし。

彼は本当に困っていました。
18日は第一志望である早稲田大学の入試。
このままでは受けられない。

第一志望に掲げ、血のにじむような努力を重ね

絶対に早稲田に受かってやる!
と、一年間闘ってきたのに・・・
その闘いの土俵にすら上がれない・・・

そんな時に電車が四方津からは動き始めたと聞いたそうです。

行く!!絶対に受けてやる!!
ここまで来て諦めてたまるか!

これまた困ったことに入試が終わって帰る途中だった彼はお金の持ち合わせがなかったのです。

電話で連絡をとっていたお父さんが甲斐ヨビと同じグループである・・・
甲斐ゼミナール大月教室を発見。

駅前にあったんですねぇ、幸運にも。
そこにいた甲斐ゼミ講師からお金を借り(池川先生ありがとうございました)

いざ!!早稲田へ!!!
と、大雪の積もっている国道を歩いたそうです。
・・・スニーカーで。

寒いし、暗くなってくるし、知らない山の中だし、、、
「怖かったす、正直。マジやばかったっす」と。

お父さんは命が大切だからと行くのを止めたそうです。
が、彼はどうしても行きたかった。

諦めたくなかった。

そして、なんとかかんとか電車の動いているところまで行き夜半過ぎに都内に到着。

びったびたに濡れそぼったまま
なんとか泊まるところを確保。

体を温め仮眠をとり早稲田大学へ向かい無事に受験することができました。

受験後も大雪の影響で電車は動かず・・・
彼が山梨に帰り着いたのは19日。

「一応受けてはきたけど・・・全く手ごたえないです。なんかフワフワしちゃって」と。

そりゃそうだ。

どうか神様!!!と祈るのみでした。

そして迎えた合格発表の今日。

「早稲田、、早稲田、、、早稲田受かってました!!信じられないです!!」
発表の直後に彼からの電話でした。

もう、涙しか出てこなくてなんて言葉をかけてあげたらよいものか
本当に本当におめでとう!!本当に良かった。

念願の早大生になれる。。。がんばったことが実を結び
大輪の花が咲きました。

強く強く願うこと。
努力を惜しまないこと。

そして、最後まで絶対に諦めないこと。

大切なことをまた改めて教えられた気持ちです。

本当に本当におめでとう。(数江)

山梨の予備校は甲斐ヨビ http://www.kaiyobi.jp/

その後、本人からお手紙をいただきました。