問題だけを解いている人に警告。  校長先生より  1/9


問題だけを解いている人に警告

 

問題を解いて力をつけても、必ず想定外の穴があります。

最近質問に来る人たちのほとんどが、この穴にはまっています。

出題者を甘く見てはいけません。

過去の問題と違うものを、出題者は作りたいのです。

理科や社会の問題はすべて教科書を根拠として出題されます。

出題者は、すべての教科書を調べ、それをヒントにして問題を考えているのです。

出題者が理想とする問題は、理科や社会の「基本的な考え方」を応用して解く問題です。

基本がどれだけ深くわかっているかを目先を変えて問うのです。

では、基本的な考えはどこにあるのでしょうか。

問題集でしょうか?

皆さんの常識の中でしょうか?

ファラデーの電磁誘導やボルタの電池の基本を本当に理解していますか。

ただ、教科書を読んでも深い理解はできません。

問題集の問題が、教科書のどの考え方、どの部分から作られているか。

この確認作業が、君たちの学力を確かなものとし、

どんな問題が出ても出題の根拠が見つけられる力になるのです。

 

この問題が、科書のどの部分から作られているか確認する。

読んでみる。

問題を解いてみる。

もう一度教科書を読んでみる。

この繰り返しです。

 

これを続けることで、教科書を読む力も付いてきます。

難しい問題を解く力も付いてきます。

まだ間に合います。今日からやってみてください。

 

校長先生より みなさんへ。