甲斐ヨビ 数学科講師 松井先生の 『ゆかい◯爽快◎気ままなコラム』⑤ 6/10


〜アラジン単位??〜

これは、教えていた生徒が高1のときの私ととの会話です。
生徒:先生、新しいところ(単元)に入って『アラジン』が出てきたんですよ。
松井先生:アラ?アラジン?でてきちゃったんだ…どこの単元??
生徒:sinとかcosのところ…
松井先生:それって『ラジアン』じゃないの?
生徒は顔を真っ赤にして笑いながら
生徒:なんか似てるから間違っちゃった笑
思わず2人で爆笑しました。
『アラジン』と『ラジアン』確かにちょっと似て…いますね。
こんな勘違いは、可愛らしくて思わずホッコリして笑顔になってしまいます。
大学受験生は数学IIの三角関数の単元で『ラジアン』に出会いますね。 ラジアンは、円弧の長さ÷円の半径によって求められる値の事で、ラジアンの単位は、rad(ラジアン)です。数学の用語で角度の測り方を「弧度法」といいます。みなさん普段使っている角度の測り方は、30°、45°、60°のような「度数法」ですね。この弧度法と度数法の関係としては、「180°=πラジアン」が成り立ちます。
ラジアン単位になかなか慣れない生徒もいます。
こんなとき『アラジン単位』だったら苦手なヒトも抵抗がなくなるかもしれませんね。
この生徒は今年現役合格して、慶應義塾大学医学部医学科の1年生です。
甲斐大学予備校 数学科講師 松井伸容