この季節…もはや風物詩とも言える…
カロリーメイトのCM。
そういえば今年バージョン見てないな。。。
予備校で働く者としては2016バージョンが忘れられません。
何度見ても必ず号泣しちゃうやつ。
よく、ほんとによく浪人生のことわかってるなぁ…と。
共通テストまであと37日。
予備校生のみなさんも、高3生のみなさんも
空気感が変わってきました。
はりつめた表情とこわばった背中。
かける言葉も選び選びになります。
私たち職員も…
甲斐ヨビっこのみなさんが想像してるよりもはるかに
あなたたちのことを細かく話し合っています。
長田校長先生は、
くまなく全員の成績資料に目を通し
普段の勉強でこういうことをさせてみて
と、細かく指示を出しています。
講師陣もよくみんなのことを把握しています。
教室で席について黒板の前にいる先生を
『一方的に見ているだけ』って
気分になるかもしれませんが、
みんなが思っている以上に
先生たちは君たち一人ひとりの様子を
よーく見ています。
そして、
あのコがこうだった。このコがこうだった。と
講師室でみんなのことを話し合っているのです。
予備校だけじゃありません。
お家で見守ってくれている人の存在を忘れないで。
パンツ洗ってくれて、お弁当作ってくれて、
眠れなくなっていく君の様子を見て
一緒に寝不足になっていくお母さん。
君を大学に行かせる学費のために、
毎日お仕事を頑張っていて
もしかしたら下げたくもない頭を下げて
歯を食いしばっているお父さん。
ついつい小言を言ってしまうけど、
それは心配の表れなんでしょう、
おじいちゃんおばあちゃん。
憎まれ口たたきながらも、
内心では気を配ってくれている兄弟たち。
何を言いたいかというとね、
君は1人じゃないってこと。
たくさんの愛に応援されているってこと。
でもね。
それをプレッシャーに感じる必要は微塵もなくて、
ただ、辛くなった時泣きたくなった時に
自分の背中に添えられている
温かい手のぬくもりを感じて
また顔上げて頑張ってほしいってこと。
君は1人じゃない。
甘えて頼って愚痴吐いて泣き叫んでもいい、
八つ当たりしてもいい。
そして少しでも気持ちが晴れたら
また、前向いて走ってほしい。
私たちは、ただただ、ひたすらに
君を全力で応援し続けるから。
カロリーメイトのCMの冒頭で、
大学受験に失敗した後
決意の丸刈りに行くために
満開の桜の中を
主人公が歩いていくシーン。
私はこの場面で号泣でした。
今年の3月。
失意の中、予備校を探すために
君たちが
甲斐ヨビに来た時のことを思い出すからです。
個別に面談をする中で
受験状況を詳しく聞きます。
大学受験に失敗するということ、
とてつもなく辛いことです。
生まれて初めて、
自分自身の存在そのものを
否定されたような気持にまでなるかもしれません。
辛いことを話させなければならない。
こちらにも相当の覚悟が要ります。
なかにはぶすーっと仏頂面だったり、
話してる途中でぽろぽろと涙をこぼしたり、
ぽつりぽつりと2時間ぐらい話してくれたり、
成績も受験状況も
もちろん一人ひとり異なるわけで。
一人ひとり違うストーリーがあるわけで。
でも、それを聞いて私たちが思うことはただ一つ。
『必ずこのコの夢をかなえてあげよう』
私はこの3月の決意を
1年間絶対に忘れないようにしています。
必ず受からせる!
必ず行かせる!
もう、あの辛い思いはさせたくない。
今年こそ!笑顔で桜の下に立たせてあげたい!
だからこそ、厳しいことも言ってきました。
1年。
長かったと思います。
暗いトンネルの中を手探りで歩く1年。
でも。
去年の自分とは大きく違うはずです。
間違いなく君たちは強く大きくなりました。
まさに『底力』
これがこの浪人生活で培われたはずです。
共通テストまであと1か月となった今。
7合目、8合目まで来た辺りです。
登り始めた頃より、
間違いなく景色は良くなっているでしょ?
でも。
頂上はもっともっと素晴らしい景色です。
世界が変わります。
だから。
ここで、足を止めるな!
苦しいからって止まるな!
このぐらいでいっか、って甘えるな!
一緒に見よう、頂上からの
目の覚めるような素晴らしい景色を!!
見せてやろうじゃないの、
君たちの『底力』を!!
共通テストまであと38日。
悔いは残すな。
やれるだけ精一杯、
死力を尽くして闘い続けよう!!!
やっぱり最後はコレかな。
鼻血出るまで勉強しろっっっ!!
(笑)
(数江)