かきつばた       10/7


昔、男ありけり。

その男、身をえうなきものに思ひなして、

京にはあらじ、東の方に住むべき国求めにとて行きけり。

もとより友とする人、ひとりふたりして、いきけり。

道知れる人もなくて惑ひ行きけり。

三河の国、八橋といふ所にいたりぬ。

そこを八橋といひけるは、水ゆく河の蜘蛛手なれば、

橋を八つ渡せるによりてなむ、八橋といひける。

その沢のほとりの木の蔭に下り居て、

(かれいひ)食ひけり。

その沢に、かきつばたいとおもしろく咲きたり。

それを見て、ある人のいはく、

かきつばたといふ五文字を、句の上に据ゑて、旅の心をよめ

といひければよめる。

ら衣 つつなれにし ましあれ るばるきぬる をしぞ思ふ

とよめりければ、みな人、餉の上に涙落して、ほとひにけり。

 

「伊勢物語」の第九段です。

折り句でも有名な業平の歌。

 

ん。

なんで今日はこれかって?

 

だって。

昨日のブログ。。。

誰も気づいてくれないんですもん。。。

 

折り句とは言えませんが、

縦読みしてみてください。

昨日のブログの最後の部分。

 

そしたら、一番最後に載せている

写真の意味がおわかりいただけるかと!

(^0^)/♪

 

(数江)

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