観てはいないが、
今朝フジテレビで
取り上げられたらしい。
それが例の
「お守り→お礼のりんご」
をフィーチャーしたもののため、
何やらネットが騒がしい。
知らない人が観たら
誤解しそうなので、
(というかすでに誤解されてる?)
OBとして、
すこし書いておこう。
キュンキュンしそうな
恋愛イベント的側面について。
確かに、
女子が男子にお守りをあげる
完走した男子はお礼に
りんごをお返しする、
というのは昔からある。
(ちなみに、
私が一高生だった
三十数年前には、
あ、まだ臼田のおばあちゃん
ご存命だった時代ね
お守り袋に本命と義理
の区別はなく、
りんごがアップルパイ
に変身することもなく、
そもそもりんご、
もらうのではなく
小諸で自腹で買った。
「小諸〇〇」と
105回書いた紙を
お守り袋に入れるのは
今と同じ。
まあ、ディテールは
時代によって違うが、
大まかな流れは同じ)
だがもちろん学校公認、
なんてことはない。
学校放任、てだけのこと。
で、肝心なのはここだが、
お守りをもらえない男子には
ただつらいだけの行事かというと、
全くそんな事はない。
もちろん、体力に自信がない、
そもそも運動系が嫌い、
といった人には
嫌なイベントかもしれないが、
10月ともなれば
すでにかなり寒い
清里・野辺山を越え、
夜通し歩き続けるという、
バカバカしさと
非日常感が、
個人的には楽しかった。
学校側がねらいとする、
「心身の鍛錬」とか
「諦めない気持ち」とか、
そんな大げさなことじゃなく、
単にイベントとして楽しかった。
もしそれが鍛えられるなら、
今頃こんな大人にはなってないw
ある人のツイートに、
「普段は寡黙な父(一高卒)が、
強行遠足の話題になると
饒舌になる」
という内容のがあったが、
たぶん同じような事ではないか。
今隣にいる古文の輿水先生
(同じく一高卒)に、
「強行遠足どうでした?」
って聞いたら
「私は燃えてましたよ」
って始まって、
話が止まりせん(笑)。
全員とは言わないが、
多くの一高生にとって、
強行遠足とはそういうもの。
「リア充」しか楽しめない
なんてイベントじゃ、決してない。
各地にいるであろう
甲府一高卒業生の皆さん、
母校が全国的に話題になる
なんてめったにないこと。
変な誤解を避けるためにも、
各自、情報発信してはどうですか。