問題だけを解いている人に警告
問題を解いて力をつけても、必ず想定外の穴があります。
最近質問に来る人たちのほとんどが、この穴にはまっています。
出題者を甘く見てはいけません。
過去の問題と違うものを、出題者は作りたいのです。
理科や社会の問題はすべて教科書を根拠として出題されます。
出題者は、すべての教科書を調べ、それをヒントにして問題を考えているのです。
出題者が理想とする問題は、理科や社会の「基本的な考え方」を応用して解く問題です。
基本がどれだけ深くわかっているかを目先を変えて問うのです。
では、基本的な考えはどこにあるのでしょうか。
問題集でしょうか?
皆さんの常識の中でしょうか?
ファラデーの電磁誘導やボルタの電池の基本を本当に理解していますか。
ただ、教科書を読んでも深い理解はできません。
問題集の問題が、教科書のどの考え方、どの部分から作られているか。
この確認作業が、君たちの学力を確かなものとし、
どんな問題が出ても出題の根拠が見つけられる力になるのです。
この問題が、科書のどの部分から作られているか確認する。
読んでみる。
問題を解いてみる。
もう一度教科書を読んでみる。
この繰り返しです。
これを続けることで、教科書を読む力も付いてきます。
難しい問題を解く力も付いてきます。
まだ間に合います。今日からやってみてください。
校長先生より みなさんへ。